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構想日本
第3回JC・JIフォーラムより




【憲法改正 − 前文を考える】


「憲法は自分たちで作れることを国民に知ってほしい」


*多様性を憲法にどう盛り込むかが大事

 前文というのは、理想、理念が掲げられなければならないと思います。前文には、聞き練れない言葉が多く、これは間違いだと思います。たとえば、3行目の「恵沢」という言葉を我々が普段使うだろうか。日本語としてもっと読みやすくしたものにしなければいけない。人類としてうんぬんという部分が多すぎるのではという指摘がありますが、私は国家としてのありようを、前文にある程度書いてておくのは当然のことだと思います。ただ、一方でそれぞれがむしろ、自分たちの言葉で、人類のビジョンを語るくらいのことはあって良いと思います。

 センテンスで言うと、「平和を愛する諸国民の・・・安全と生存を保持しようと決意した」という部分がありますが、これはあまりに他国依存の印象を与えます。また、盛んに引用される「名誉ある地位」という語句。一見、非常に良い言葉だと思うが、すごく物欲しげな感じがします。つまり、我々が行動した結果が尊敬されたり、「名誉ある地位」を占めるのではないかということであって、一級国が言葉にすべきなのか。もっと違う表現があるのではないかと思います。

 前文に日本らしさを盛り込むべきではないかという議論があります。そのときに、伝統とは何かを考えなければなりません。聖徳太子の時代からならば、縄文の時代は何なのか。私は多様性を憲法にどのようにして盛り込むかが大事だと思っています。伝統という中身をしっかりと議論しながら作っていく必要があります。

 憲法は自分たちで作れるのだということを知ってもらうことは大事だと思います。そして憲法の改正はイデオロギーの対立にしないことです。イデオロギーの対立では改正はできません。私は超党派の合意が必要だと思います。




                               (月刊JCプレスより要約を抜粋)